母が、軽度認知症と診断され2年経ちました。私との同居も、2年になりました。今年は、コロナの影響で、自宅にいることが多くなったのですが、ここ20年、一人で暮らしてきたこともあり、家族でも、家に自分以外の人間がいることが、ものすごくストレスです。
これが、結婚できなかった理由でもあるのですが、私自身、さまざまな不自由さが、一番のストレスになっています。私個人的に不自由だと思うことをいくつか上げてみました。
大きく3つが、私にとっての不自由な部分です。それを不自由さを和らげるのは、誰か。
仕事の不自由
親の介護が始まると、急な仕事や、残業などできません。介護だけでなく、子育て中の方も、同じかもしれません。在宅ワークが、取り沙汰されていますが、すべての仕事が在宅でやれるわけではありません。チームでやる仕事は、少なからず他の人にも、影響を与えます。
「あなたの仕事のやり方の問題でしょ」と言われるかもしれませんが、雇われている立場のサラリーマン、パートでは、やり方の問題で解決することは、少ないかと思います。
また、やりたい仕事や、キャリアマッチした仕事があったとしても、介護のために諦めることが多くなります。私の場合、海外で働きたいと思っていますが、できません。これが私にとって、一番の仕事での不自由です。
お金の不自由
私の母は、ごくわずかな年金以外、収入がありません。不動産や、株などの資産も全くありません。あと20年近く生きると思われる母と、これから収入が減っていく私の年齢。どこかで、ギブアップが来ます。
私の体調不良が先か、定年が先か。定年になっても、仕事をするしかないですが、介護度が上がっていくだろう母と、高齢になった私の収入で、どう生活していこうか、現在進行形で悩み中です。
時間の不自由
普段の生活の中で不自由なことは、仕事終わりに、ショッピングしたり、友人、知人と食事をして帰るということが、簡単にできなくなったことです。あらかじめ、「この日!」と決めていくしかない状況です。
仕事が終わったら、まっすぐ帰宅し、スーパーに寄って帰宅します。母には、お金を持たせていません。認知症のせいで、お金の管理ができなく、お金があれば、使い切るまで、スーパーで買い物をします。ためになる買い物ならいいのですが、スーパーの入り口付近にあるものを手当たり次第買ったあげく、「おかずがない」など、不満を言ってきます。そのため、時短料理など試していますが、贅沢できませんので、できるだけ自炊するようにしています。
「買い置きしておけばいいのでは?」と思われると思いますが、冷蔵庫にあるものは、全て使ってしまうので、たくさんの食材を置いておくことはできません。
私の不自由さを和らげるもの
私の場合、今のところは、仕事です。少なくとも会社に行っているときは、母と距離を置くことができます。職場で、上司、部下、同僚と話をしていることで、介護との距離が保てます。会社には、すでに介護が終了した方もいらっしゃるので、私の話を聞いて頂いたり、アドバイスを頂いたりすることも、私にとっては、良い影響を与えてくれていると思っっています。
また、月に1回程度、食事に行ったりしており、そこでストレス発散をしていると思っています。結局、これまで通りの生活を続けていくことが、介護のストレスを和らげるものになるのかと思っています。