母との同居を始めたのは、母が全く老後資金を用意してなかったからです。正確に言うと、老後資金をお店の仕入れにあてていました。最後の2年は、使い方が激しく、5万円下ろした翌日に、また5万円下ろすような金額が、通帳に残っていました。
同居当初は、お金がないということが理解できず、財布をみては「お金貸して」という日々がありました。
今、お金の管理は私がしています。2ヶ月に1度の年金支給日に、お金を下ろしに行きます。他の介護している方々から聞いていると、お金の管理を任せてくれないことや、泥棒扱いされることなどあるようですが、そういったことがないのは、助かっているところかと思います。
母の財布に小銭がない
週に何度か母に千円だけ持たせて、好きなものを買わせることにしています。買ってくるものは、ブリと大根は、必須で、余ったお金でパンとプリンなど。お金がある限り買います。スーパーに行くために、身だしなみを整え、散歩するという行為は、悪くないと思っています。
それでも、お釣りはあるので、財布の中に小銭がたまります。もう小銭を使うことは、ほぼないので、時折、私が、小銭を回収するのですが、ここ何回か、小銭が全くありませんでした。そんなにきっちりと使うことはできないのを不思議に思っていたのですが、私が仕事中に、その小銭で買い物しているのだろうと、あまり気にしません。
小銭を別なポーチに入れていた
あまりにも、渡す金額と買ってくるものに差があったので、しばらく様子をみていると、ジャラジャラと小銭の音が・・・なんと普段使っている財布から小銭だけを別なポーチに取って貯めていました。老後資金がいくら必要かは、理解できていませんが、お金がないと生活できないということは、まだ理解できているようです。
認知症でも、楽しい、楽しくないは、わかるようです。
高齢者でもよく食べます。