認知症でもわかる、デイサービスの退屈さ
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昨年、3つ通っていたデイサービスの一つから、お断りの連絡を受けました。

当時は、週に5日、3つのデイサービスに通っていたのですが、1つのデイサービスから、お断りされ、それ以来、週に4日、2つのデイサービスになりました。

 

他の2つのデイサービスに、もう1日お願いしましたが、どちらも「これ以上の通所は無理です」と断られました。それから、新しいデイサービスを探しているのですが、なかなか、これと行ったものがなく、週4日のままになっています。

 

3つのデイサービスに通わせた理由

3つのデイサービスに通わせた理由は、規則正しい生活を送らせることと、首から上と下を分けて考えたとき、脳は衰えていっても、体が健康であればいいと思っているからです。

 

それぞれのデイサービスの特徴は、

デイサービスA:自宅から近く徒歩で通える。スーパーなどで、顔見知りができ、東京での生活が少しでも楽しくなればよいため。

 

デイサービスB:デイサービス内で使える通貨を利用します。お手伝いや、デイサービスに通うことでその通貨を得ることができます。できるだけ普通の社会生活にあった生活を送らせようと考えたため。

 

デイサービスC:運動がメインのデイサービス。家でテレビを見るか、寝ることしかしないので、体力が衰えないように、強制的にでも、運動させた方がよいと考えたため。

 

デイサービスは、つまらない

しかも、今通っている1つは、そうとう退屈とのこと・・・。そういうことは、なぜか覚えていて、今年渡した手帳に、大きく「行かない!」と書いてます。

 

コロナで在宅ワーク中心になった私。母が、そのデイサービスから帰ってくると「退屈でございました。じ〜っと座ってるだけで、何もやることないわ」というのが、口癖になっています。

おそらく毎回そうなのでしょうが、私が仕事から帰ってきたときは、もうすでに忘れていたのでしょう。

 

 

 

長谷川式認知症の創始者、長谷川和夫先生が認知症になり、NHKスペシャルで放送されていました。その中で、衝撃的だったのは、認知症患者にデイサービスを勧めていた長谷川先生の言葉です。

長谷川先生:あそこに行っても一人ぼっちだ。

娘さん:つまらないの?

長谷川先生:そう

医者のときは、デイサービスを勧めていた長谷川先生が、ご自身がデイサービスに通うようになり、このように答えられたことに、衝撃でした。ただ、デイサービスで過ごす長谷川先生は、「なんでこんなことをしないといけないんだ」と言いたげに、不満げな顔つきでした。

 

活動的な人には、ちょっと物足りない

通っているデイサービスの1日は、概ね以下のような感じだと思われます。

・お迎え

・バイタルチェック・服薬

・お昼まで時間を過ごす(ここでは、新聞などを読んでいる様子)

・昼食

・レクレーション(ここで、トランプや塗り絵をやっている様子)

・お送り

 

退屈といっているデイサービスは、ほぼこれの繰り返しのようで、色々できないことが多い人にはちょうど良い感じでしょうが、どちらかというと活動的な母にとっては、塗り絵をしたり、トランプをしたりだけは、少し物足りない感じです。

 

もし、私が介護施設の経営者であれば、このルーティンは、ある程度、理解できます。人材不足が問題な介護職で、大人数にきめ細かいサービスをすることは不可能。また、大勢を同時に満足させることは、困難でしょう。そうなれば、スタッフのストレスが、かからないようにすると思います。つまり、穏やかに1日過ごすことは、スタッフに、過度なストレスを与えずに済むようになります。

 

一人では、色々できないことが増えてきた母ですが、まだまだ色々やりたい人向けのデイサービスを探していきます。

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